YouTubeの投稿時間で最適な時間帯とは【固定するコツも解説】
YouTubeの最適な投稿時間はいつ頃なのか、悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
YouTubeは投稿時間によって、動画の初動の伸びが大きく異なります。
そして、初動の伸びはその動画の全体的な伸びにも大きな影響を与えるため、適切な投稿時間に動画を投稿することは非常に重要です。
本記事では、適切な投稿時間を判断する方法を解説するとともに、動画の再生回数を増やすコツやYouTube経由で売上を作る方法について解説します。
なお、弊社(株式会社ノックス)が、500本を超える動画のコンサルティングを行ったり、チャンネル登録者5,000人を超える自社のYouTubeチャンネルを運用したりする中で得た知見を基に説明します。
すべてYouTubeチャンネルの運用の現場で得られた知識や経験がベースとなっているため、ぜひ参考にしてください。
YouTubeの最適な投稿時間は?
一般的には、最もYouTubeのアクティブユーザーが増える、18〜20時が投稿に適している時間帯と考えられています。
しかし、YouTubeの最適な投稿時間は、一概に「この時間帯が良い」と断定することはできません。なぜなら、チャンネルによって最適な投稿時間は異なるからです。
YouTubeの最適な投稿時間を把握するために、下記の2点に注意しながらチャンネル運用を行いましょう。
- ジャンルやペルソナによって最適な投稿時間は異なる
- YouTubeアナリティクスのデータを活用する
それぞれ順番に解説します。
ジャンルやペルソナによって最適な投稿時間は異なる
最適な投稿時間が一概には断定できない理由として、ジャンルやペルソナによって、最適な投稿時間が異なることが挙げられます。
たとえば、主婦をターゲットにしている場合は18〜20時は、夕食の準備や片付けなどで忙しいため、YouTubeを開く暇がないでしょう。
主婦をターゲットにした場合は、18〜20時よりも、旦那や子どもが仕事や学校に行っており、やるべき家事もなくなる13時頃や、晩ご飯の片付けが終わる21時ごろに投稿すると良いでしょう。
一方で、ビジネスマンの場合は日中にYouTubeをゆっくりと視聴できません。ビジネスマンがYouTubeでの動画視聴に集中できるのは、通勤電車の中や、帰宅してから落ち着いた20時以降です。
そのため、ビジネスマンをターゲットにした動画の場合は、7~8時や20時以降に投稿したほうが、動画の初動が良くなりやすいと考えられます。
ちなみに、弊社(株式会社ノックス)が運用している、Web集客の担当者向けのYouTubeチャンネルでは、毎回20時に動画を公開しています。
なぜなら、ターゲットとなるWEB担当者の多くは、20時になると比較的ゆっくりとYouTubeの動画を視聴する時間が生まれると考えられているからです。
ここまで解説したように、ターゲットによって最適な投稿時間は大きく異なります。
都度投稿する時間帯を変更しつつ、動画の初動が最も良い時間帯を分析しながら、最適な投稿時間を決めることが大切です。
YouTubeアナリティクスのデータを活用することが重要
適切な投稿時間を判断するためには、YouTubeアナリティクスのデータを活用することが重要です。
YouTubeアナリティクスの「視聴者」のページでは、曜日と時間別で自チャンネルのユーザーの数を確認できます。
YouTubeの動画を公開するタイミングに迷った際に、この指標は非常に有用です。
当然ながら、自分のチャンネルのユーザーが多い時間帯で動画を投稿することで、動画の初動が伸びやすくなり、結果的に拡散もされやすくなります。
動画を投稿していないものの、他の時間帯に比べて視聴者の多い時間帯があれば、その時間帯が動画投稿に適している可能性があります。
そのため、投稿時間をそのタイミングにすることを試す価値は大いにあるでしょう。
投稿時間に限った話ではないものの、常にYouTubeアナリティクスの分析を行い、データに則った改善を行うことが大切です。
なお、YouTubeアナリティクスの活用方法は下記の記事で解説しています。分析方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
【全画像付き】YouTubeアナリティクスの見方とポイントを徹底解説
YouTubeの最適な投稿時間は曜日によって変わる?
YouTubeの視聴者数は、金・土・日曜日に増える傾向にあります。
なぜなら、平日は多くの方が仕事に出ており、YouTubeを視聴できる時間が非常に限られているからです。
朝早く起きる必要があるビジネスマンでは、夜遅くまでYouTubeを視聴することもないでしょう。
一方で、金曜日から日曜日は、日中にYouTubeの動画をゆっくりと視聴する時間があったり、夜更かしをしても問題なかったりします。
つまり、金曜日から日曜日は、YouTubeユーザーの可処分時間が大幅に増え、これによってYouTube全体としての視聴者数が比較的高まるのです。
先述したように、YouTube全体の視聴者が多いタイミングで動画を投稿することで、動画の初動が伸びやすくなり、結果的に動画の拡散力が上がります。
動画のジャンルによって異なるものの、多くの動画は他の曜日と違って、金・土・日曜日に投稿するほうが伸びる可能性が高まると考えられるでしょう。
YouTubeの投稿時間を固定するメリット
最適な投稿時間が決まったら、投稿時間をその時間で固定することをおすすめします。
YouTubeの投稿時間を固定するメリットは、大きく分けて下記の3つです。
- 再生回数を増やしやすい
- 視聴者の日常生活に溶け込みやすい
- チャンネル登録に繋がりやすい
それぞれ順番に解説します。
再生回数を増やしやすい
YouTubeの投稿時間を固定することで、動画の初動が伸びやすくなり、結果として再生回数が増やしやすくなります。
動画の時間を固定することで、「〇曜日の〇時はこのチャンネルの動画が更新される」と認識できます。
この意識の植え付けによって、投稿直後に動画を視聴するユーザーが生まれ、動画の初動が高まり、全体的な再生回数が伸びるのです。
視聴者の日常生活に溶け込みやすい
YouTubeの投稿時間を固定すれば、視聴者の日常生活に溶け込みやすくなります。
時間や曜日が固定されることによって、視聴者のライフスタイルに溶け込み、視聴者のファン化に繋がりやすいです。
また、YouTubeライブに関しても同様の考えです。
YouTubeライブを行う日程を「毎月第〇△曜日」と固定することで、視聴者のファン化に繋がりやすくなります。
視聴者のファン化を行うことで、チャンネル内の動画を回遊するユーザーを増やせる上に、チャンネル登録者から問い合わせを獲得できる可能性も高められるでしょう。
チャンネル登録に繋がりやすい
当然ながら、更新頻度が担保されているYouTubeチャンネルは、視聴者からの信頼を得られやすいです。
視聴者から信頼度が高まると、そのチャンネルの動画投稿を待ち遠しく感じる視聴者が生まれ、チャンネル登録に繋がりやすくなります。
また、動画の中で、「毎週◯曜日の△時に投稿しているので、チャンネル登録をしておいてください」と訴求することで、効果的に視聴者をチャンネル登録に促せます。
さらに、チャンネル登録と同時に、通知ボタンをONにするように促すことで、動画を投稿するたびに視聴者には通知が届くようになります。
その結果、より投稿直後の視聴回数を伸ばしやすくなるため、積極的にチャンネル登録と通知ボタンのONを訴求すると良いでしょう。
YouTubeの投稿時間を固定するための2つのコツ
YouTubeの動画投稿の時間を固定しようとするものの、YouTubeの動画制作には非常に手間がかかるため、困難に感じる方も多いでしょう。
YouTubeの投稿時間を固定するためには、下記の2点を押さえておくと良いでしょう。
- 継続的に投稿できるリソースを確保する
- 予約投稿を活用する
それぞれ順番に解説します。
継続的に投稿できるリソースを確保する
YouTubeの投稿時間を固定できない多くの理由は、シンプルなリソース不足です。YouTubeは、1本の動画を投稿するにも企画や動画制作、アップロードなど多くの手間と時間がかかります。
1本の動画を投稿するために、5時間以上かかるケースもあるでしょう。
そのため、社内の体制を整えた上でYouTubeチャンネルを運用する必要があります。
社内に専任の担当者を用意した上で、一定時間YouTubeに集中できる人材を確保することが必要です。
ただし、自社の中にYouTubeに十分な時間をかけられる人材がいない場合は、部分的な作業、もしくは全体的な作業を運用代行会社に依頼することで、継続的なリソースを確保可能です。
なお、YouTubeの運用代行で行われる業務の詳しい内容や、依頼するメリットについては下記の記事で詳しく解説しているので、本記事と併せてご覧ください。
YouTubeの運用代行ができること|依頼するメリットと費用相場を解説
予約投稿を活用する
YouTubeには、予約投稿の機能が標準で備わっており、予約投稿を設定してアップロードすることで、指定の日時に自動的に公開してくれます。
そのため、動画のストックがある限り、投稿頻度を保ちつつ、アップロードの手間を大幅に省きながら投稿時間を固定することが可能です。
また、投稿時間を固定するためには、常に2〜3本以上のストックとなる動画がある状態が理想的です。
すべての動画が公開されてから動画の準備を行うのではなく、常にYouTubeの公開予約欄に2本以上の動画がセットされている状態を作りましょう。
YouTubeのアップロード時間を短縮する方法
YouTubeの投稿時間を固定したいものの、YouTubeのアップロード作業に多くの時間がかかってしまい、その時間がネックになっている方もいるのではないでしょうか。
YouTubeのアップロード時間で悩んでいる場合は、下記の2点を検討すると良いでしょう。
- アップロードする時間帯の工夫
- 固定回線の利用
それぞれ順番に解説します。
アップロードする時間帯の工夫
YouTubeのサーバーが混み合っていると、アップロードに時間がかかることがあります。
そのため、なるべく動画のアップロードを行うユーザーが少ない時間帯で動画をアップロードすることで、YouTubeへのアップロード時間を削減できる可能性があります。
深夜や、日中などは比較的YouTubeへアップロードするユーザーが少ないため、可能であればこれらの時間帯にアップロードを済ませると良いでしょう。
固定回線の利用
固定回線は、ルーター型のネット回線やポケットWi-Fiよりも回線速度が早い傾向にあります。
そのため、ルーター型のネット回線やポケットWi-Fiを利用している状態でアップロードにかかる時間に不満がある場合は、固定回線への変更を検討すると良いでしょう。
また、繋がっているデバイスの数が多すぎることが、回線速度が遅い原因になっていることもあります。
多くのデバイスを繋げている場合は、一旦YouTubeのアップロードで使用するデバイス以外との接続を切断することで、回線速度が改善されることもあります。
投稿時間と併せてYouTubeの再生回数を増やす方法
投稿時間の固定とともに、本質的な再生回数を増やす施策を行うことで、より効果的に動画の視聴者を増やせます。
動画の視聴者を増やすためには、インプレッションの増加とCTRの最大化が必要不可欠です。
これらの数字を伸ばすことができれば、必然的に視聴回数は増加します。
インプレッションを増やすために行うべきこととしては、YouTubeSEOを考慮して、キーワードを含めたタイトル設定が挙げられます。
YouTubeの流入経路の多くはブラウジング機能ではあるものの、ユーザーニーズが明確な検索流入は非常に貴重な流入経路です。
YouTubeSEOを攻略することで、YouTube内の検索上位を獲得できるため、必然的にインプレッション数が増加します。
なお、YouTubeSEOはGoogle自然検索上のSEOにも影響をもたらすため、Google自然検索を行ったユーザーにも動画を露出させられるでしょう。
次に、CTRを高めるための最も効果的な手段としては、目を引くサムネイルの設定が挙げられます。
なぜなら、YouTubeのユーザーの多くは、サムネイルを見てその動画を視聴するかどうかを判断するからです。
目を引くサムネイルを作る際の、代表的なポイントは下記の通りです。
- 文字の視認性の高い色遣いを行う
- 競合チャンネルと並んだときに、目立つ配色にする
- 動画の内容を端的に表すコピーを使用する
なお、インプレッションとCTRを最大化し、YouTube全体の視聴回数を増やすための方法は下記の記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。
YouTubeの再生回数を増やすコツ3選【再生回数の公式も解説】
まとめ
本記事では、YouTubeの投稿時間を固定するメリットや投稿時間を固定し、視聴回数を増やすための方法について解説しました。
ターゲットとするユーザー層によって、適切な投稿時間は異なります。そのため、ターゲット層に適した投稿日時を判断して、その時間で固定することが大切です。
そして、ターゲット層に適した投稿時間を判断するためにも、YouTubeアナリティクスを確認しつつ、ABテストを行っていくことも重要です。
適切な投稿曜日や時間を固定することで、視聴者の信頼を獲得しつつ、再生回数やチャンネル登録者を増やしやすくなるでしょう。
運営初期の頃は負担に感じるかもしれませんが、動画を安定的に公開し、視聴回数を効率よく増やすためにも、動画のストックを準備できるように動くことを推奨します。
弊社(株式会社ノックス)では、プロのYouTubeコンサルタントの知見を共有しながら、自社内で適切なYouTubeチャンネルの運用が可能となる、内製化コンサルティングを提供しています。
従来の運用代行とは異なり、コンサルティングからの自立をゴールとしたものであるため、自社内にYouTube運用に必要なノウハウを貯め、YouTubeからの利益を最大化したい企業におすすめです。
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