【YouTubeの関連動画】5つの表示させる方法と運用ポイント

YouTube経由で売上を伸ばしている企業を見て、自社でもYouTubeチャンネルを開設して動画を投稿しさえすれば、売上に繋がると考えている企業も多くあるでしょう。

しかし、YouTubeのアルゴリズムを理解した上で適切な施策を行い続けなければ、視聴回数やチャンネル登録者を増やすことはできず、結果的に売上や採用にも繋がりません。

YouTubeチャンネルの運用のカギは、自社のチャンネルの動画をより多く関連動画に載せることです。

関連動画に動画が表示されれば、より多くの視聴者を獲得し、チャンネル登録者も増やせます。

そこで本記事では、自社のYouTubeチャンネルの動画を関連動画に表示させる方法について解説します。

YouTube経由で売上を伸ばしたいと思っているものの、再生回数が思うように伸びない企業の担当者様は、ぜひ本記事を参考にしてください。

YouTubeの関連動画に自社の動画が載ることは正解なのか

結論から申し上げると、YouTubeの関連動画に自社のチャンネルの動画が掲載されることは「正解」です。

なぜなら、関連動画に載った分だけ露出が増えることに繋がり、そこからチャンネル登録者が増えたり、視聴回数が増えたりするためです。

YouTubeのチャンネル登録者を増やす7つの方法

登録者や視聴回数が増えれば「お問い合わせ」の獲得も増え、会社の売上も圧倒的に伸ばせます。

実際に、弊社（株式会社ノックス）が運営しているWEB集客専門チャンネルも、関連動画に載り始めてから問い合わせの獲得回数が格段に増えました。

ただし、関連動画に掲載されるには高度な技術が必要です。本記事では、本質的な方法に焦点を当ててご説明します。

YouTubeの関連動画のアルゴリズム

YouTubeの関連動画欄に表示される動画は、YouTubeアルゴリズムによって決められます。

YouTubeアルゴリズムが、関連動画に表示する動画を決める際の基準は下記の3つです。

• 過去に視聴した動画に関連するかどうか
• ユーザーが視聴した動画
• 視聴者のエンゲージメントの最大化

それぞれ順番に解説します。

過去に視聴した動画に関連する動画が表示される

YouTubeのアルゴリズムは、ユーザーが過去に視聴した動画に関連する動画を関連動画に表示します。

たとえば、今視聴している動画がゲーム実況系であっても、過去に動物系の動画を視聴していれば、ゲーム実況動画の関連動画に動物系の動画が表示されます。

つまり、関連動画に表示される動画は、今視聴している動画に関連する動画のみならず、ユーザーのYouTubeの視聴履歴全体から興味のありそうな動画も表示されるのです。

現在視聴した動画との関連性も判断している

当然ながら、現在視聴した動画と関連性のある動画も関連動画に表示されます。

たとえば、ゲーム実況の動画を視聴している場合は、ゲーム実況の動画が関連動画にも表示されます。

その他にも、同じチャンネルの動画や、今見ている動画の演者が出演している別チャンネルの動画なども関連動画に表示されやすいです。

視聴者のエンゲージメントの最大化が根幹にある

そもそも、YouTubeのアルゴリズムは、視聴者のエンゲージメントを最大化させるように、関連動画に表示する動画を決めています。

なぜなら、YouTubeのアルゴリズムは視聴者に少しでも長くYouTubeに滞在させることが目的とされているからです。

エンゲージメントを最大化させるという観点から、先述した2つの動画が関連動画に表示されます。

なお、上記2つの動画は、共通して視聴者のニーズを満たしていることが特徴です。

そのため、視聴者のニーズに応える動画を作ることで、必然的に関連動画に表示されやすくなると言えるでしょう。

YouTubeの関連動画を表示させる5つの方法

ここまで、YouTubeの関連動画に表示される基準について解説しました。

上記を踏まえて、自社のチャンネルの動画を関連動画に表示させたい場合は、下記5つのポイントを押さえる必要があります。

それぞれ順番に解説します。

関連動画に乗りやすいタイトルを設定する

YouTubeは、タイトルのキーワードを軸にして動画の内容やジャンルを判断します。

そのため、関連動画に表示させたい動画と同じキーワードを使用することがポイントです。

たとえば、弊社（株式会社ノックス）のYouTubeチャンネル（WEB集客専門チャンネル）の、下記の動画の関連動画として自社のチャンネルを表示させたいとします。

【SEO】検索順位が上がらない時の本当の対処法を解説

この場合、上記の動画で使われているキーワードである「SEO」や「検索順位」といったキーワードをタイトルに入れることで、関連動画に表示されやすくなります。

つまり、まずはベンチマークとなる動画を洗い出し、その動画で使われているタイトルやキーワードを分析することが大切です。

YouTubeの基本機能を網羅する

YouTubeの基本機能を網羅することで、YouTubeのアルゴリズムはその動画の内容を適切に認識します。

そのため、下記4つの基本機能の設定は必ず行いましょう。

• 再生リスト
• 終了画面
• 概要欄
• 画面右上のカード

それぞれご説明します。

再生リスト

詳しくは後述しますが、再生リストを作成することで、動画がどのジャンルに分類されるのかをYouTubeと視聴者の双方に伝えられます。

なお、再生リストそのものが関連動画に表示されることもあります。

また、再生リストは、現在視聴している自社の動画から、次の自社のYouTubeチャンネルの動画に自動で遷移する仕組みとなっています。

そのため、別のチャンネルの動画へ視聴者が離脱してしまうリスクを軽減できるため、必ず作成しておくべき項目です。

※）WEB集客専門チャンネルの再生リストの例

終了画面

終了画面では、チャンネル登録ボタンや自社のチャンネルの動画の中から、関連する動画へのリンクを貼りつけられます。

関連動画への表示に直接的な関係はないものの、こちらも視聴者に自社チャンネル内の他の動画を見るように促せます。

※）終了画面の例

概要欄

概要欄は忘れがちですが、概要欄は視聴者に動画の内容を詳細に伝える要素であり、YouTubeアルゴリズムにも影響を与えます。

そのため、YouTubeアルゴリズムの優遇を受けつつ、視聴者に動画の内容を理解してもらうためにも必ず記載しましょう。

概要欄の冒頭66文字は、YouTubeの検索結果で動画が表示された際に抜粋される内容です。

また、Google自然検索（SEO）の検索結果に自社のYouTubeチャンネルが表示された場合でも、同様に概要欄内のキーワードが太字で表示されます。

したがって、キーワードを意識して概要欄を記載することで、YouTubeに動画の内容を認識してもらいやすくなり、関連動画に掲載される可能性が高まります。

※）概要欄の例

画面右上のカード

YouTubeでは、動画の途中で右上にリンクカードを表示させられます。

このリンクカードには、任意の動画や再生リストのリンクを貼り付けることが可能です。

リンクカードは、動画の途中でさりげなく別の動画を訴求できることが強みです。

YouTubeのアルゴリズムは、視聴者が自社チャンネル内の別の動画に遷移した割合も見ているため、リンクカードを効果的に使用することでアルゴリズムの優遇を受けられ、関連動画に表示されやすくなります。

※）リンクカードの例

再生リストでシリーズ動画を作る

YouTubeのアルゴリズムは、再生リストのタイトルからも、再生リストの中に含まれている動画の内容を判断します。

そのため、再生リストの管理を行うことで、その情報を求めているユーザーに効率良く動画を届けられます。

また、再生リスト内の動画が再生された場合、同じ再生リスト内の動画が優先的に関連動画に表示されます。

したがって、再生リストは視聴者が自社チャンネルから別の競合のYouTubeチャンネルに離脱してしまうのを防ぐことにも有用です。

視聴者には見えないタグの設定を怠らない

YouTubeでは、動画ごとに関連するキーワードをタグ付けできます。

このタグはハッシュタグとは異なり、視聴者からは見えないものになります。

YouTubeはタイトルと併せて、設定されているタグからも動画の内容を判別します。

したがって、動画に関連するキーワードのタグを網羅的に入れることで、その動画がカバーしている情報を、YouTubeのアルゴリズムに対して漏れなく認識させることが可能です。

YouTubeのアルゴリズムに動画の内容を漏れなく認識させることで、より多くのユーザーの関連動画に自社チャンネルの動画を表示させられる可能性が高まります。

また、基本的に動画のタグは視聴者側からは見えませんが、Chromeの拡張機能である「VidIQ」を用いることで、他チャンネルの動画に設定されたタグの確認が可能です。

無料で使えるツールなので、競合チャンネルがどのようなタグを設定しているか確認したい場合はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

ハッシュタグを活用する

ハッシュタグとは、上述した視聴者から見えないタグとは異なり、概要欄に入れるタグのことです。

視聴者側からも確認でき、YouTubeも動画の内容を認識するための要素の一つとして重要視しています。

ただし、ハッシュタグを多く設定しすぎると、スパム認定される恐れもあるので注意が必要です。

したがって、ハッシュタグは1つの動画に対して3つ程度に留めておきましょう。

※）ハッシュタグの例（一番下の部分）

一度関連動画に表示された動画と同じジャンルを攻めることも重要

YouTubeでは、上述したように関連動画に表示されるためのコツが複数存在します。

それらに加えて、一度自社のYouTubeチャンネルで関連動画に表示された動画と、同じジャンルの動画を積極的に投稿することも大切です。

なぜなら、関連動画に表示された動画は、視聴者のニーズを満たす動画である可能性が高いからです。

YouTubeのアルゴリズムは、視聴者のニーズを満たす動画を優遇します。

そのため、関連動画に表示された動画と同じジャンルの動画を投稿することで、アルゴリズムがチャンネル全体を優遇し、チャンネル内の動画がより関連動画に表示されやすくなります。

また、同じジャンルの動画を投稿することで、自社のYouTubeチャンネルの関連動画として、自社のYouTubeチャンネルの動画が表示されやすいです。

その結果、自社のYouTubeチャンネルの視聴者が、他の競合チャンネルに離脱してしまう可能性も軽減できるでしょう。

関連動画はYouTubeアナリティクスを通して分析する

関連動画に自社のYouTubeチャンネルの動画を表示させるには、YouTubeアナリティクスを通して、逐一動画を分析することが重要です。

YouTubeアナリティクスで特に見るべき点は「流入経路」です。

なぜなら、仮に関連動画からの流入が多い動画が存在するのであれば、その動画と同じジャンルの動画を積極的に投稿することで、より自社の動画を関連動画に表示させやすくなるためです。

ただし、アナリティクスの細かな分析を行い、適切な施策を行うには専門的な知識が必要です。

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YouTubeコンサルティングは下記の記事でも解説していますので、本記事と併せてご覧ください。

YouTubeの現役集客コンサルタントが解説【マーケティングと集客】

株式会社ノックスのYouTubeコンサルは関連動画を攻略します

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まとめ：YouTubeの関連動画を表示させよう

本記事では、YouTubeの関連動画を表示させる方法を解説しました。

関連動画を表示させるには、下記5つを実行することが大切です。

• 関連動画に乗りやすいタイトルを設定する
• YouTubeの基本機能を網羅する
• 再生リストでシリーズ動画を作る
• 視聴者には見えないタグの選定を怠らない
• ハッシュタグを活用する

とはいえ、知識のみを身に付けても、実行できるスキルがなければ意味がありません。

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