YouTube運用に台本は必要?【1億売り上げた運営者が解説】
こんにちは、株式会社ノックスの伊藤仁です。
弊社は過去50チャンネル以上のYouTube運用支援を行ってきましたが、そのたびに「台本は必要ですか?」と聞かれます。
結論として、YouTube運用に台本は必要です。
実際、弊社も「Web集客専門チャンネル」という登録者8,000人のYouTubeチャンネルを運営していますが、ほぼすべての動画で台本を作成しており、チャンネル経由の売上は1億円を超えています。
今回は、YouTube運用に台本が必要な理由と併せて、視聴者に刺さりやすい台本の作り方をご紹介します。
YouTube運用に台本が必要な理由
結論として、下記3つの理由が挙げられます。
- 視聴維持率が劇的に変化する
- サービス(商品)のCVRが高まる
- 視聴者をファン化させやすくなる
それぞれ順番に見ていきましょう。
視聴維持率が劇的に変化する
視聴維持率とは、YouTube視聴者が何分動画を視聴したかを表す指標のことであり、平均再生率とも呼ばれます。
10分の動画が4分再生されれば、視聴維持率は40%という計算です。
YouTube台本を作ることで、この視聴維持率に劇的な変化が生まれます。
まずは、下記の画像をご覧ください。
こちらの動画は13分の動画であり、視聴維持率(平均再生率)は50%を超えています。
YouTubeのアルゴリズムでは、視聴維持率は「40%を超えると良い」と言われており、40%を超えると、YouTubeがおすすめ動画として掲載してくれやすくなります。
こちらの動画は、一言一句漏らさず台本を作成しており、その結果として高い視聴維持率を叩き出すことに成功しています。
YouTubeからすれば、できる限りYouTubeというプラットフォーム上にユーザーをとどめてほしいわけですから、視聴維持率が高い動画が好まれるのは当然です。
サービス(商品)のCVRが高まる
CVRとは、商品やサービスの成約率のことです。100人のユーザーのうち5人が商品を購入した場合、CVRは5%になります。
台本を制作することで、サービスのCVRが大きく高まります。それはなぜか。
ユーザーに過不足無く、論理的に商品の情報を伝えられるようになるためです。
台本をまったく作成せず、頭の中でセールストークを組み立てても論理構造が崩れてしまい、視聴者に商品の魅力が伝わりません。
家電量販店で、無闇やたらに商品をおすすめされても購入する気が起きないのと一緒です。
しかし、台本を作成することでキレイなセールストークを組むことができ、台本を読み上げるだけで自動で商品が売れる状態を作ることができます。
視聴者をファン化させやすくなる
台本で質の高い情報を1つの動画にまとめることにより、視聴者が自社のチャンネルに高い価値を感じるようになります。
「このチャンネルは有益すぎて、他の人に教えたくない」というほど視聴者がファン化するため、商品やサービスを購入してくれる可能性も高まります。
なお「台本を作っていることが、視聴者にバレるのではないか」と懸念する方も多いですが、編集次第でどうにでもなります。
たとえば弊社のチャンネルは、一言一句漏らさず、すべての動画で台本を制作していますが、むしろ「台本を作っているなんて知らなかった」と驚かれます。
例として、下記の動画をご覧ください。
こちらは「ジェットカット」という編集技術を活用しており、台本を見ている時間をすべてカットしています。
また、そもそも視聴者からすれば、台本を作っていようが、動画の中身が良ければそれで良いと思っています。
質の高い台本を作ることは大変なものですが、それ以上に多くのメリットを享受できます。
YouTube運用で台本を作成するメリット
弊社自身も、台本を作ることでYouTubeから1億円の売上を作ることができました。1億円という売上は、台本なくして達成することは絶対にできなかったと思っており、大きな売上を作れること自体が台本を制作するメリットです。
その上で、YouTube運用で台本を作成するメリットは下記が挙げられます。
- 間違いのない情報を発信できる
- 撮影と編集の手間を省ける
間違いのない情報を発信できる
台本を作ることで、間違いのない情報を発信できるメリットがあります。動画のテーマだけ決めて話し始めてしまうと、勢いに任せて撮影を進めてしまい、誤った情報を発信してしまうリスクが高くなります。
特に、近年のYouTubeは視聴者のリテラシーも高まっており、誤った情報にはすぐに気づきます。
実際、間違った情報のままYouTubeを公開してしまい、炎上しているチャンネルを多数見てきました。
炎上しないにしても、視聴者や既存顧客からの信頼を失うのは間違いありません。
間違いのない情報を発信するためにも、台本作成は必要不可欠です。
撮影と編集の手間を省ける
台本を作成することで、撮影と編集の手間を省けるメリットもあります。
情報を間違えてカットするシーンも少なくなりますし、撮影する側も台本を読むだけで良いので工数がかかりません。
動画編集者の立場からすれば、カミカミで情報も分かりづらい撮影者の編集はぶっちゃけだるいです。
動画編集者のためにもそうですし、チャンネルから大きな売上を作るためにも、台本制作はマストで行うようにしてください。
YouTube運用で台本を作成するデメリット
YouTubeの台本を制作する唯一のデメリットがあるとすれば、知見のない方が作る台本は失敗しやすいということです。
YouTubeの台本は、基本的に「動画が伸びやすく、視聴維持率が高い型」が存在します。
たとえば弊社の場合は、視聴維持率45%を超えるYouTube台本のテンプレートを保有しています。
このテンプレートは、過去500本以上のチャンネルの台本を作成し、自社のチャンネルでも分析と改善によってできたものです。
台本作成初心者の方が台本を作ってしまうと、かえって視聴者が早期に離脱する原因を作ってしまう可能性も高くなります。
台本テンプレートを手に入れて損はないので、弊社も無料で台本テンプレートをプレゼント中です。
「台本テンプレートがほしい」と一言お送りいただければ無料で対応しますので、ぜひ下記から無料でお問い合わせください。
YouTubeの台本の作り方
YouTubeの台本を作る際は、下記の流れに沿って進めるようにしましょう。
- ターゲットを決める
- 動画の目的を決める
- 簡単な構成から作る
- 台本として肉付けする
- 音読して正確性を確認
- 実際に撮影する
それぞれ順番に解説します。
ターゲットを決める
はじめに、動画のターゲットを決めましょう。
この点に関しては、チャンネル全体のターゲットと同様で問題ありません。
なお、参考までに弊社の「Web集客専門チャンネル」では、下記のように細かくターゲットを選定しています。
これぐらいターゲットを細かく絞れると、チャンネル全体で統一感のある動画を出せるようになるでしょう。
- 既存顧客のみでビジネスを回している決裁権者。
- 新規顧客を獲得したいものの、リスティング広告などの短期的な利益は求めていない。
- 中長期的に安定した売上を出せるSEOを検討しているものの、社内に担当者がいない。
- 提案型で、最新のSEOトレンドを駆使しながら、構築とともに自社にナレッジを貯めたいと考えている。
動画の目的を決める
次に、動画の目的を決めましょう。
主にYouTube運用では、下記3つの動画の種類を切り分けることが重要です。
- 「集客」するための動画
- 「マネタイズ」するための動画
- 「ファン化」させるための動画
たとえば「SEOとは」と検索して動画にたどり着くユーザーは、前提としてSEOの概要を知ることが目的です。
そのため、SEOのサービスを購入することを求めてはいません。ここでSEOサービスを積極的に販売しようとしてしまうと、視聴者とのニーズのズレが起こり、マネタイズできないチャンネルができあがってしまうわけです。
上記3つの中で、どの種類の動画に該当するかを必ず決めるようにしましょう。
簡単な構成から作る
ターゲットと目的が決まれば、次に簡単な構成から作ります。構成とは骨組みのことで、「全体的にこういうことを発信したいよね」という簡単なもので問題ありません。
ここで情報を整理し、視聴者に必要のない情報は省くことが重要です。
台本として肉付けする
構成が決まれば、具体的に台本として肉付けを行います。
肉付けをする際は、必ず一言一句漏らさず作成するようにしてください。
視聴者は「手を抜いている動画」に非常に敏感であり、手を抜いていると分かった瞬間に離脱します。
台本を作成することは非常に手間のかかるものですが、それで大きな売上が立つのであれば、当然労力を割くべきでしょう。
チャンネルを中長期的に成長させるためにも、必ず一言一句漏らさず台本を作成しましょう。
音読して正確性を確認
台本を一言一句漏らさず作成したら、音読して正確性を確認します。
いざ声に出してみると、おかしいポイントや修正点に気づきやすくなります。
実際に撮影する
音読した台本を細かく修正し、問題なければ実際に撮影に移ります。
撮影する際の注意点は下記の資料にまとめているので、もしよければ無料でダウンロードしてみてください。
撮影する際の画角や、YouTube運用の基本をまとめています。
YouTubeの台本は構成だけでOKというのは間違い
YouTubeの台本に関して解説している記事や動画を見てみると、たまに「一言一句は書かなくてOKだから、構成だけで良い」という情報を見かけます。
しかし、弊社はこういった情報に警鐘を鳴らします。
間違いなく、YouTubeの台本は一言一句作成したほうが結果が出るものです。
なぜなら、構成だけを作った場合、動画を撮影しながら頭の中で「次に何を喋ろう」と考えてしまい、その不安が視聴者に伝わります。
また、よほどの天才でない限りは論理展開が崩れたり、情報の過不足が起こったりします。
これで視聴者満足度を最大化できるわけがありません。
YouTubeを伸ばしたいのであれば、必ず一言一句漏らさずに台本を作成してください。
実際に、1億円の売上を作っている弊社のチャンネルも、未だにすべての動画で台本を作成しています。
台本作成は時間がかかるものですが、それ以上に大きなメリットが得られるので、ぜひ次の動画から作成するようにしましょう。
YouTubeチャンネルを無料で分析します
今回は、YouTubeの台本の必要性を解説してきました。
弊社がコンサルティングしているチャンネルでも、すべての動画で質の高い台本を作成しています。
また、弊社のコンサルティングは「台本作成もすべて弊社が行う」ため、実際は顧客に動画を撮影してもらうだけでYouTubeを伸ばすことが可能です。
今現在チャンネルを運営している場合はもちろん、これからYouTubeを活用して売上を伸ばしていきたい場合は、ぜひ株式会社ノックスの無料相談をご利用ください。
YouTubeの撮影に関する資料や、台本テンプレートも無料でプレゼントさせていただきます。